食物経口負荷試験はどんな方法でするの? アナフィラキシーを経験してから10年

子供の病気

こんにちは。4人の子供を育てるkoo-mamaです(^^)

先日娘が食物経口負荷試験をしました。

 

食物経口負荷試験とは

食物経口負荷試験(oral food challenge, OFC)は、アレルギーが確定しているか疑われる食品を単回または 複数回に分割して摂取させ、症状の有無を確認する検査です。

娘は2歳の頃、”いくら”でアナフィラキシーショックを起こしています。

【関連記事】アナフィラキシーショックを経験して

アナフィラキシーショックを起こした時の事を書いています。

 

他にも卵白や牛乳でアレルギー反応はありましたが

アナフィラキシーショックを起こす事はありませんでした。

 

それから10年。

”いくら”は一度も食べていません。

一生食べなくていいと思っていたんですが、他の姉弟が”いくら”好きで

娘も食べてみたいと言いだしたんです。

小児科で相談すると血液検査をしてから食物経口負荷試験

しましょうと言われました。

 

今回の記事は食物経口負荷試験の方法や必要性。

危険はないのか?

などを先日の経験を元に書いていきます。

 

子供さんがアレルギーを持っていたり

アナフィラキシーショックを起こした事があるという方にお伝えしたいと思います。

 

食物アレルギーとは

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~皮膚症状~

かゆみ、じんましん、むくみ、赤くなる、湿疹

 

~呼吸器症状~

くしゃみ、鼻づまり、鼻水、せき、息苦しい、(呼吸困難)、

ゼーゼー、ヒューヒュー、(喘息)

犬が吠えるような甲高いせき、のどが締め付けられる感じ

 

~粘膜症状~

眼、充血、目のまわりのかゆみ、涙目

口腔、唇、舌の違和感、腫れ

 

~消化器症状~

下痢、気持ちが悪い、吐き気、嘔吐、血便

 

~循環器症状~

脈が速い、触れにくい、乱れる、手足が冷たい、唇や爪が青白い(チアノーゼ)、血圧低下

 

~神経症状~

元気がない、ぐったり、意識朦朧、尿や便をもらす

 

~全身症状~

アナフィラキシーショック

 

この様な症状が出ます。

そして一番恐ろしいのがアナフィラキシーショックです。

少しでも対応が遅かったり、口にした量が多くて症状が重い場合は

命の危機にさらされます。

 

このアナフィラキシーショックは血液検査だけで把握できるものではありません。

アレルギーの数値が高いから起こす

アレルギーの数値が低いから大丈夫

では無いんですね。

小児科の先生の説明によると

数値が高くても症状として現れない子もいるし

逆に低くても症状の現れる子がいる。

という事でした。

 

もちろん数値が高い場合は注意が必要です

実際に娘が今回した血液検査の結果をみると”いくら”はクラス2でした。

アナフィラキシーショックを起こした10年前はクラス6でした。

食物では

ミルク、バナナ、もクラス2でした。

 

ですが、ミルクやバナナで何か少しでも症状があるか?

と聞かれても何もありません。

全くの無症状です。

IgEは1219.0という高い数値です。(基準値は0~250)

 

食物経口負荷試験の経過と結果は下で説明します。

 

食物経口負荷試験をするまでの生活

2歳の頃にアナフィラキシーショックを起こした時から10年間。

娘は”いくら”を一度も口にしていません。

これは”いくら”が特別食べなくてもよい物だからです。

しかし、これが小麦だったり大豆だったり、ミルクだったりすると大変です。

除去食は親にも子供にもストレスがかかります。

もしかしたら一生食べれないかもしれないけどチャレンジはしたいですよね。

その為の食物経口負荷試験なんです。

これが一番正確で確実な方法ですが、とても危険な行為です。

絶対に病院で医師の元行ってください!

そして食物経口負荷試験を行うまでは医師の指示に従い

除去食を徹底しましょう。

子供が小さい場合や判断の難しい食物は必ず親が確認してから食べさせます。

外食は特に注意が必要です。

 

食物経口負荷試験の方法

食物経口負荷試験は日帰り入院で行います。

基本的にはほんの少量を30~60分間隔で数回行います。

一回の量は医師が判断します。

 

娘の場合は”いくら”をほんの数粒でアナフィラキシーショックを起こした過去があるので

最初は1粒からスタートです。

1粒摂取してから10分程経った頃、娘は喉に違和感があると言いました。

先生にも確認してもらいます。

しかし喉に少し違和感があるだけで、他には症状はありません。

1粒摂取から30分。

次は2粒です。

2粒を摂取してから5分程で顔と口周りが痒いと言いました。

先生が確認。

確かにアレルギー症状は出ています。

30分間冷やして様子を見ました。

痒みは少し落ち着いたようで

次は3粒に挑戦です。

この3粒を摂取したら口周りが赤く発疹が出ました。

そして喉の奥も赤く腫れてきました。

先生に確認してもらい、その時点で試験は中止になりました。

結果は

完全除去という結果になりました。

結果は残念でしたが、10年間何もせずにいたので

ハッキリして良かったと思っています。

同じ日に同じく食物経口負荷試験をしている子が他に2人いました。

どのような状況かまでは分からなかったですが

その子たちも途中で中止になっていました。

先生に聞くと

今まで除去食で過ごしていたけど、試験をしたら克服できたという例も沢山あるそうです。

 

食物経口負荷試験を終えて思うこと

結果だけで言うと残念でした。

ですが、受けて良かったと思っています。

小さい頃のアレルギーは大きくなると克服できる事があるので

いつまでも、この子はアレルギーがある!

とずっと気にする生活は子供にも負担がかかるからです。

うちの場合は”いくら”という事で特に学校などで

気にする必要はありませんが

卵やミルク、大豆などは学校や保育園、幼稚園でも注意が必要です。

これは親もかなりの負担でストレスがかかります。

何年もずっと除去食でいたけど

実は食べれるようになっていた。

という事も大いにあるんですね。

なるべくなら色んな食材を周りの子と同じように食べさせてあげたい。

と思うのが親心です。

 

食物経口負荷試験を絶対した方がいい!

という事はありませんが、もしかしたら克服できるかもしれないので

食物アレルギー反応が出てから数年経っているのであれば

先生と相談して食物経口負荷試験を検討してみてもいいかもしれませんね。

 

アレルギーは誰が悪いとかありません。

生まれ持った体質なので仕方のないことです。

それをこの先どうやって付き合っていくかが大切だと思います。

 

今は除去食の子もいつか克服できますように(^^)

 

大切なお子さまを守る為にも1冊あると安心です。

 

 

【関連記事】ベビーフードに頼りすぎは悪いこと? 離乳食作りが苦手なママに伝えたい!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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コメント

  1. […] (食物経口負荷試験についての記事はこちら) […]

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